無題

主人と2泊3日の旅行をして来ました。

別に仲が言い訳ではなく、下の娘の部屋を宿に奈良に行こうと思い立っただけで、もちろん一人で行くつもりでした。

ところが急に「わしも行くで・・・」(えっ、なんで？お金倍いるじゃん・・・)まさか一人で行ってくるとは言えず。「じゃあ切符手配するわ・・・」

娘たちはすぐけんかをする親を心配して、レンタカーの密室よりバスや電車のほうが少しでも広い空間があった方が・・・なんて考えていたらしく、何事も無く帰ってきた私たちを見て、第一声「けんかせんかった？」

いやはやなんと不肖の親だこと。

私だけが不肖なのかもしれませんが。

かくいう私もちょっと不思議！

昨年姉と旅行したときは(えーっ、そんな？)と呆れることもたくさんあって歴史の話も通じないしもう一緒には行かないなんて思ったのに、今回主人とはそんなこともなく。

血がつながっている姉妹でも一緒に暮らしてなかったら感受性も好みも違ってくるのかもしれません。

主人とはそんなに仲がよくなくてもストレスは感じませんでした。家族ってすごい。

ひとつところに暮らすってこういうことかもしれません。

漱石が深いことを言っています。

「驚くうちは楽しみがある」

確かに自分にいささか驚いています。

25年の月日をあっさりと捨てたり、主人があまり煩わしくなかったり。

まあとにかく平和に帰ってこれてめでたし！！